Cybele’s Reverie/EMPEROR TOMATO KETCHUP/Stereolab/1996
そのむかし、横浜関内の伊勢佐木モールにヴァージンメガストアがあって、高校の時からちょこちょこ行っていた。とは行ってもCDを買う金もあまりないので、試聴がメインであまり買った記憶がない。そこでこのステレオラブのアルバムEMPEROR TOMATO KETCHUPを見かけたんだと思います。タイトルを高卒直後の英語スキルで直訳(?)すると「皇帝のトマトケチャップ」。
かなりへんなタイトルだったので印象強く覚えているのかなと。しかしそのときは当然このCDを購入せず(試聴はしたかも)、僕は店を後にしたはず。
実際にこれを購入するのは、それから1年ぐらい後。横浜の東急ハンズの近くの畳屋の上のレコ・ファンで購入したのでした。
これはそのアルバムの中の一曲ですが、キャッチーなメロディがなかなか心地よいです。
アルバム全体も、なかなかキャッチーな曲が多くステレオラブ入門としては非常にいいと思います。
ステレオラブはティム・ゲインと、フランス人女性レティシア・サディエールの2人を中心に1990年イギリスで結成されたバンドです。ティム・ゲインは昔はマッカーシーというパンクバンドをやっていたようです。
彼らは武満徹などを聴き、シカゴ音響派と呼ばれたミュージシャン達と交流をし、アルバム毎になにか違った試みをするような、そんなバンドです。曲もパンク、未来派、ギターポップ、テクノ、レトロ、ジャーマンプログレ、ジャズ、ボサノヴァ、クラシックなどを渾然一体にしたようなつかみ所のないバンドです。
単純なメロディーの 反復 < <繰り返し>>の醸し出すグルーブ感(いわゆるノリ)と、細やかな音響処理、最新技術と古い楽器の組み合わせがこのバンドの持ち味かなと思っています。
特にこのメロディーの反復の傾向はこのあとのアルバム『DOTS AND LOOPS』、『COBRA AND PHASES GROUP PLAY VOLTAGE IN THE MILKY NIGHT』でよりいっそう強くなっていきます。
puncture in the radax permutation/COBRA AND PHASES GROUP PLAY VOLTAGE IN THE MILKY NIGHT
こう書くと、「こいつ根暗だ」と思われるかもしれないですが、薄暗い部屋の中でヘッドフォンをして反復されるメロディー(しかも人が手で反復しているので微妙にずれていたりもする)を聴いて、その音にすごく集中すると気持ちよくなる瞬間があって、それにはまった時期があります。
・・・。
うん。
根暗ですね。
最後に、前にも紹介したハイラマズのショーン・オヘイガンや、シカゴ音響派の重鎮トータスのジョン・マッケンタイア、ジムオ・ルークなど重要な人物が多く、それも僕のリスニング人生にとっては重要でした。彼らもまた別の機会にご紹介します。
では!



まっけんたいや said,
もうご存知かもしれないけど、由来は寺山修二監督の『トマトケチャップ皇帝』からですよ。
tamo2 said,
まっけんたいやさん
由来は初耳でした。
彼らが武満徹など日本の音楽にも詳しいとは知っていましたが、作品名が寺山映画からの由来とは・・・。
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