Hawaii/The High Llamas/1996
結局29曲聞き終わって、このジャケットを眺めていてもハワイの青い海や、フラを踊る少女の情景なんかは浮かんでこなかった。ペダルギター(ゥワ〜ンっていう、いかにもハワイってギター)も無い。逆に、どこにハワイはあるのか、西海岸でサーフボードを抱えて見失ったビーチボーイズ達が浮かんだのかもしれない。
でも得てして幸福な音楽との出会いとは、こんなもんであり、恋愛と似ている。なんてことは誰かが絶対に言ったり、書いたりしているだろうから僕は言わない。
ひとまず聴いてもらって、話はそれからですね。
どうでした?
僕は初めて聴いたときになんと形容すればいいのか、よくわかんなくて持てあました記憶があります。ロックでもなければ、ポップスでもない。AORやジャズでもカントリーでもブルースでもない。というか、いまあげた全部のジャンルが混ざっているような、そんな感じです。
でも聞き込むほどに引き込まれるようにこのアルバムが好きになりました。
柔らかな生楽器と、丁寧な電子処理が非常に心地よくて、しかもいいヘッドフォンを使うと(僕はaudio-technica-((ATH-A500))のOpen-Airな1万程度を愛用してます)さらに解像度良く音が作り込まれていることを実感できます。このような非常に科学的に音楽を聴く体験はこの作品に出会うまではあまり意識せずに過ごしてきたので、これはある意味音楽体験の僕にとっては大きな転換でした。
曲リスト
1. Cuckoo Casino
2. Sparkle Up
3. Literature Is Fluff
4. Nomads
5. Snapshot Pioneer
6. Ill-Fitting Suits
7. Recent Orienteering
8. Hot Revivalist
9. Phoney Racehorse
10. Dressing up the Old Dakota
11. D.C. 8
12. Doo-Wop Property
13. Theatreland
14. Friendly Pioneer
15. Cuckoo’s Out
16. Peppy
17. There’s Nobody Home
18. Hokey Curator
19. Campers in Control
20. Double Drift
21. Island People
22. Incidentally N.E.O.
23. Tides
24. Nomad Strings
25. Pilgrims
26. Rustic Vespa
27. Folly Time
28. Hawaiian Smile
29. Instrumental Suits
曲は29曲ありますが、途切れることなく最初から最後まで続きます。なので、iPodにいれてシャッフルさせてはいけません。そして一度Playしたら高確率で最後の曲が鳴り終わるまで聞き続けてしまう、希少な1枚であります。いつか高いオーディオセット(100万くらいするやつ)で鳴らして見たいなあって野望があるのは妻には秘密です。







